委託とは
委託とは、利用目的の達成に必要な範囲で、個人データの取り扱いを外部事業者に任せることです。第三者提供には該当せず本人同意は不要ですが、委託先への適切な監督義務が生じます。
この用語はG検定シラバスの「1. 個人情報保護法」に含まれます。 章全体の用語は用語解説⑦(全39語)にまとまっています。
一言でいうと
自社の目的のために、外部の会社にデータの取り扱いを任せることです。
なぜ同意が要らないのか
委託先は委託元の手足としてデータを扱うにすぎません。自分の目的で使うわけではないためです。
データの使い道は委託元が定めた利用目的の範囲にとどまります。本人の予測を超えないため、第三者提供には当たらないと整理されています。
監督義務は重い
同意が不要な代わりに、委託元には委託先を監督する義務が課されます。
- 適切な委託先を選ぶこと
- 契約で安全管理措置を定めること
- 取り扱い状況を把握すること
委託先から情報が漏れた場合、委託元の責任も問われます。「任せたから関係ない」とはなりません。
AI開発でよくある構図
AIの開発や運用を外部に依頼するとき、この委託の枠組みが使われます。学習データに個人データが含まれるなら、契約で取り扱いの範囲を明確にしておく必要があります。
特に受託側が他の顧客向けにも使える形でモデルを再利用してよいかは争点になりやすい点です。AI・データの利用に関する契約ガイドラインでも整理されています。
🎯 G検定での押さえどころ
- 第三者提供に当たらないため本人同意は不要
- 委託先の監督義務が生じる
- 利用目的の達成に必要な範囲に限られる
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「委託した以上、委託先での漏えいについて委託元は責任を負わない」→ 誤り。監督義務があります
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