E資格合格へのロードマップ

最短合格を実現する効率的学習とおすすめ参考書

本サイトの目的と筆者について

当サイトは、AIエンジニアの登竜門である「E資格」の取得を目指すすべての方をサポートするために、実体験に基づいた最短ルートを公開しています。

筆者は「医療×AI」を専門とする現役のAIエンジニアです。非専門家からAI開発に携わるようになった経験を活かし、初学者が躓きやすいポイントを徹底的に排除したロードマップを作成しました。

「AIを実装できる」という市場価値の高いスキルを手に入れるため、一歩踏み出しましょう。

勉強時間の目安は、AI未経験者で200〜300時間プログラミングや数学の基礎がある方で100〜150時間です。認定プログラムの受講期間を含めると、学習開始から受験まで3〜6ヶ月が一般的です。

人工知能

E資格取得までのロードマップ

Step 0: E資格の試験概要を把握する

E資格合格ロゴ

まずは資格を知ることからです。

E資格は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が提供する資格で、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を認定する試験です。AIに関する基礎的な内容から、Pythonのフレームワーク(TensorFlowまたはPyTorchから試験開始前に選択)を用いたコード読み解き問題まで、非常に広範な知識と実践的なスキルが求められます。
AI関連では最難関資格の一つに数えられますが、「正しい順序」で「必要な範囲」を学習すれば、初学者からでも十分に合格を狙える試験です。本ロードマップで、その確実な合格戦略をお伝えします。

項目 詳細
受験資格 JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること
実施概要 試験時間:120分
知識問題(多肢選択式・104問
フレームワーク選択式(PyTorch or TensorFlow)
各地の指定試験会場にて受験
試験会場 申し込み時に、希望会場を選択
出題範囲 シラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの出題
受験費用 一般:33,000円(税込)
学生:22,000円(税込)
会員:27,500円(税込)
合格率 例年65〜75%前後で推移(合格基準は非公開、各科目70%が目安)
累計合格者数 10,838名(E2026#1終了時点)

📅 次回試験:E2026#2
試験日程:2026年8月28日(金)〜30日(日)
申込期間:2026年6月1日(月)〜受験日前日23:59
⚠ 重要:E2026#2より改訂シラバスが適用されます。学習中の方は新シラバスの変更点を必ず確認してください。

📊 合格率・科目別得点率データ

直近のE資格試験データをまとめました。合格率は65〜75%で推移しており、しっかり対策すれば十分合格できる試験です。

受験者数 合格者数 合格率
E2026#1 1,317名 911名 69.17%
E2025#2 1,039名 730名 70.26%
E2025#1 1,043名 712名 68.26%
E2024#2 906名 600名 66.23%

E2026#1 科目別平均得点率

科目 平均得点率 ポイント
応用数学 60.48% 線形代数・確率統計が中心。基礎の定着が鍵
機械学習 59.91% 全科目で最も平均が低い。重点的な対策が必要
深層学習 60.74% 出題割合が最大。CNN・RNN・Transformerが頻出
開発環境 79.46% 得点源。GPU・分散処理・エッジの基礎を押さえる

応用数学・機械学習・深層学習は平均得点率が60%前後と厳しく、ここで合否が分かれます。一方、開発環境は約80%と高く、確実に得点源にすることが合格戦略の要です。

🔄 E2026#2(新シラバス対応)に向けた学習戦略

E2026#2(2026年8月)から改訂シラバスが適用されます。新シラバスでは、従来の出題範囲に加えて以下のようなキーワードの変更・追加が予想されています。

  • 生成モデル分野の強化:

    拡散モデル(Diffusion Model)、大規模言語モデル(LLM)関連のキーワードが追加される可能性があります。従来のGAN・VAEに加え、最新の生成AI技術にも目を通しておきましょう。

  • Transformer関連の出題比率増加:

    Vision Transformer(ViT)、BERTなどのTransformerベースモデルの比重が増す傾向にあります。Self-Attentionの数式・実装は必須です。

  • 開発環境・MLOps:

    コンテナ技術(Docker)、モデルの量子化・蒸留、MLパイプラインなど、実務寄りの知識が問われる可能性があります。

今から始めてE2026#2に間に合うか?

結論から言えば、今から学習を開始すれば十分間に合います。以下はモデルスケジュールの一例です。

期間 学習内容 目安時間
5月下旬〜6月 基礎固め(数学・Python・ML基礎) + 認定プログラム申込 50〜80時間
6月〜7月中旬 認定プログラム受講(DL理論・実装) 80〜120時間
7月中旬〜8月中旬 復習 + 問題集 + 模試 50〜80時間
8月下旬 試験本番(E2026#2)

合計約200〜280時間の学習時間を確保できれば、初学者でも合格圏内です。すでにPythonや数学の基礎がある方はさらに短縮可能です。

Step 1: 最適な認定プログラムを選ぶ

認定プログラム

E資格受験には認定プログラムの受講が必須です。ここでは、筆者が実際に比較検討した「本当に選ぶべき講座」を紹介します。

1. 認定プログラムとは

認定プログラムは、ディープラーニング技術に関する専門的な知識とスキルを体系的に学習するために設けられています。これにより、受講者はE資格試験の受験資格を得るとともに、業界で即戦力として活躍できる人材を育成することを目的としています。

2. 自分に合ったプログラムの選び方

以下、認定プログラムを選ぶ際の重要ポイントを挙げておきます。

  • 学習形式: オンラインか対面か、学習スタイルに合った形式を選びましょう。eラーニング形式を採用し、時間を問わずいつでも学習できるよう配慮されたプログラムもあります。
  • サポート体制: チューターの有無やサポートの充実度を確認します。周りにAIに詳しい人がいなければ、サポート体制は重視しましょう。
  • 費用と期間: 自分の予算とスケジュールに合ったプログラムを選びましょう。修了にかかる目安期間が長いものほど内容が充実しており、費用も高くなる傾向にあります。

3. 認定プログラム比較表

筆者がおすすめする4つの認定プログラムを比較表にまとめました。

プログラム 形式 費用目安 特徴
AI研究所(★最おすすめ) eラーニング+動画 セール時がお得 コスパ最強。初学者向け解説充実。模試付き
AVILEN 完全オンライン 中〜高価格帯 合格率86.7%。コーディング力が身につく
キカガク eラーニング/オンライン 中価格帯 初学者に寄り添った解説が魅力
ラビット・チャレンジ eラーニング 入会金2万円+月額3,000円 最安値。経験者が最短で修了証を取得するのに最適

4. 各プログラムの詳細

Step 2: 基礎固め

基礎学習

まずはディープラーニングの学習を始めるための基礎固めを行いましょう。このStepに関する内容は認定プログラムによっては割愛されていることもありますが、ディープラーニングの理解をスムーズに進めるためには重要な内容です。
以下に勉強すべき項目を列挙しますので、各自のレベルに応じて学習を進めましょう。

  • AI概論:G検定合格レベルの知識があれば十分

    G検定の公式サイトはこちらから:JDLA G検定(ジェネラリスト検定)公式ページ

  • 数学: 微分積分、線形代数、確率統計など
  • 機械学習の基礎: 教師あり学習、教師なし学習、強化学習
  • Python基礎: 基礎文法、NumPy、Pandas、Scikit-learnなど機械学習に関係する重要ライブラリ

選択した認定プログラムに上記内容が入っていない場合は、書籍やYoutubeなどを活用して独学で進めましょう。学習は必要最低限に留めておき、本筋の学習で詰まった際に振り返る程度で十分です。

独学の場合は書籍での学習が効率的で一貫性がありますのでオススメです。また、書籍を選ぶ際の注意点は「情報が古すぎないかを確認すること」です。古い書籍だと、掲載コードが実行できずに混乱を招く事がありますのでご注意ください。

おすすめ参考書(これらを選択すれば間違いありません!)

Step 3: 認定プログラムでの本番学習

メイン学習

基礎を固めたら、いよいよ認定プログラムのカリキュラムに入ります。E資格のシラバスは広大ですが、すべての項目は密接にリンクしています。

💡 筆者のアドバイス:
学習中に「?」と思ったら、すぐに本サイトの解説ページを確認してください。初学者が躓きやすいポイントを重点的にまとめています。

おすすめ参考書(ディープラーニングの学習で詰まった時に!)

※現在はYoutube等の無料コンテンツにも高品質な教材がありますので有効活用しましょう。

Step 4: 効率的な復習とポイント抽出

認定プログラムの学習を一通り終えたら、次は「覚える」フェーズに移行します。ここでの復習方法が合否を大きく左右します。

  • ★認定プログラム内の「重要ポイント」を何度も繰り返す

    認定プログラムの解説者はE資格のスペシャリストです。単純な話、講義やテキストで「ここは重要だから覚えてください」と強調された部分は、試験において高確率で出題されます。まずはそれら重点ポイントを何度も振り返りましょう。逆に「この辺りはあまり重要ではありません」とされた部分は、深追いしないことが賢明です。

  • ★シラバスの各用語を他者に説明できるようになる

    多くの人は「〇〇のようなアルゴリズムを何というか?」という単語を答える問題には正解できても、「〇〇について説明しなさい」といった問題には正解できません。「用語の説明ができる = その用語を十分に理解している」ということですので、各用語に対して、何も見ず人に説明することができるようになりましょう。(実際にE資格では、各用語に対しての説明文が正しいかどうか、といった内容を問われることが多いです。)「シラバスの各用語を誰かに解説できるようになる」ことを意識しながら復習をしましょう。

  • ★科目別に弱点を把握し、重点的に潰す

    先述の科目別得点率データからもわかるように、応用数学・機械学習は平均得点率が60%と最も厳しい科目です。自分の弱点科目を早期に把握し、重点的に復習しましょう。一方、開発環境(GPU・分散処理・エッジコンピューティング等)は比較的得点しやすいので、確実に押さえておくことが合格への近道です。

  • ★数式とPythonコードの両方で理解する

    E資格では、理論を数式で問われる問題と、Pythonコードの穴埋め・読解問題の両方が出題されます。「数式を見てコードに変換できる」「コードを見て何をしているか数式で説明できる」レベルを目指しましょう。特にCNN・RNN・Transformerの実装パターンは頻出です。

Step 5: 試験本番1ヶ月前からの総仕上げ

試験直前対策

試験本番が近づいてきたら、アウトプットをしながら総復習しましょう。E資格関連の問題集はそこまで多く出版されていませんが、一般的には「黒本」と呼ばれる書籍が有名です。ただし、内容が2つほど前のシラバスにしか対応しておらず、現在の試験範囲と相違がありますのでご注意ください

直前期の学習戦略

  • 問題集は最低2周する:

    1周目で全体の把握と弱点の洗い出し、2周目で弱点を重点的に潰します。間違えた問題には必ずマークをつけ、3周目はマーク付きの問題だけを解きましょう。

  • 時間配分のシミュレーション:

    本番は120分で104問。1問あたり約1分10秒が目安です。模試を解く際は必ず時間を計り、ペース配分に慣れておきましょう。計算問題に時間をかけすぎず、知識問題で素早く得点する戦略が有効です。

  • コード問題の対策を怠らない:

    PyTorch/TensorFlowの基本的なAPI(nn.Module, forward, loss, optimizer等)は必ず手を動かして実装しておきましょう。コードの「穴埋め」形式が中心ですが、関数名やパラメータの順序を正確に覚えておく必要があります。

厳選!!:買うべき問題集

※黒本は、本番試験よりも難易度がかなり高く設定されています。基礎が固まっていない状態で挑むと、自信を失い挫折する原因にもなりかねません。ある程度知識がついてきた段階の腕試しなど、学習の終盤に活用しましょう!

こちらは問題集の中では最近出版された書籍であり、最新シラバス対応であるのはもちろん、300問近い問題&詳細解説に加え、1回分の「総合問題集(模試)」もセットでついていきます。黒本に並ぶ、E資格におけるアウトプット書籍の定番になります。

本サイトでは、オリジナル問題集を販売しております。資格難易度のレベル確認や、試験直前の実践模試として是非ご検討ください。

オリジナル教材

E資格 実践模試 2026
〜本番突破のための究極の100問〜

当サイトの運営者が、最新のシラバスと傾向を徹底分析して作成。多くの受験者が苦手とする「数式」と「実装」で差をつけるための実践問題集です。

  • 本番レベルの100問
    最新傾向を反映した難易度設定
  • 数式・Python実装を強化
    合否を分ける計算問題・コーディングを網羅
  • 80ページ超の圧倒的解説
    「なぜそうなるか」を深く理解し、弱点を克服
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また、本サイトでは私が作成した小テストを数問掲載しております。興味のある方は是非ご覧ください。

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