G検定合格へのロードマップ

AI初学者でも合格できる効率的学習ガイド

本サイトの目的と筆者について

当サイトは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する「G検定(ジェネラリスト検定)」の合格を目指す方に向けて、単に試験合格だけでなく、将来的に有能なAI人材になるための効率的学習ロードマップを提供しています。

筆者は「医療×AI」を専門とする現役のAIエンジニアです。非エンジニアからAI分野に参入した経験をもとに、初学者が混乱しやすいポイントを徹底的に整理しました。

「AIを正しく理解し、ビジネスや実務で語れる人材」になるための第一歩として、G検定は最適な資格です。

人工知能

G検定取得までのロードマップ

Step 0: G検定の試験概要を把握する

G検定ロゴ

まずは試験の全体像を正しく理解しましょう。

G検定は、AI・ディープラーニングに関する基礎知識・概念理解・活用リテラシーを問う資格です。数式やプログラミングの実装はあまり出題されず、文系・非エンジニアでも十分に合格可能な設計になっています。

G検定を取得するメリット

  • AI・ディープラーニングを体系的に理解できる
    用語の暗記ではなく、「なぜその技術が使われるのか」「どんな課題を解決できるのか」といった本質的な理解が身につきます。
  • ビジネスや実務でAIを正しく説明できるようになる
    エンジニアでなくても、AI導入の可否や活用方法について根拠をもって議論できるようになります。
  • AI関連資格の入門として最適
    E資格などの専門資格を目指す前段階として、知識の土台作りに非常に適しています。
  • 社内評価・自己研鑽の証明になる
    AIリテラシーを客観的に示せるため、DX推進部門・企画職・管理職にも有効です。
項目 オンライン試験 会場試験(Onsite)
試験日程 年に複数回実施
指定された日時にオンラインで受験
年に数回実施
複数日程・複数会場で開催
申込期間 【個人・団体】
各試験回ごとに申込期間あり
【個人・団体】
各試験回ごとに申込期間あり
※受験日の数日前まで申込可能
受験費用 一般:13,200円(税込)
学生:5,500円(税込)
※各種割引制度あり
一般:13,200円(税込)
学生:5,500円(税込)
※各種割引制度なし
受験資格 制限なし 制限なし
実施概要 試験時間:約100分
出題数:145問程度
知識問題(多肢選択式)
オンライン実施(自宅受験)
試験時間:約120分
出題数:145問程度
知識問題(多肢選択式)
オンサイト実施(会場受験)
出題範囲 シラバスより出題 シラバスより出題
申込方法(個人) オンライン試験用の受験チケットを購入し、
有効期限内に希望する試験回を予約して受験
受験者専用サイトから、
希望する会場・日程を選択して受験
申込方法(団体) 団体経由での申込制度あり 団体経由での申込制度あり

Step 1: G検定とAIの全体像を掴む

G検定 試験概要

このステップでは、G検定の試験の軸となる知識体系を正しく理解することを目的とします。

ここで紹介するテキストは試験のバイブルであり、内容を飛ばさず、意味を理解しながら読み進めることが重要です。

ただし、この段階ですべてを完璧に理解しきる必要はありません。
概念や用語の位置づけを押さえ、「どこが重要で、どこが難しいのか」を把握できれば十分です。
数理的な背景や細かい仕組みについては、次のステップ以降で段階的に補完していきます。

併せて、AIそのものへの興味・理解を深めるために、 試験対策とは少し距離を置いた読み物も取り入れることで、 学習のモチベーションを高めることができます。

シラバスの「人工知能とは」と「人工知能をめぐる動向」については簡単な内容ですので、このステップで理解しましょう。



詳しいアルゴリズムについては、「よく分からないけど、なんとなく全体像は見えた」この状態になれば、このステップはクリアです。

おすすめ参考書・入門書

次回以降のステップでは、以下のテキストを軸にしながら、理解を安定させます。
全ステップを完了した頃には、以下テキストの内容をしっかり理解できていることが目標です。


本格的な問題演習や難しい知識の定着は、後続のステップで行います。
Step1では「AIの概要を学び、試験の全体像と土台を作る」ことを最優先に進めましょう。


Step 2: 機械学習・ディープラーニングのアルゴリズムを学ぶ

基礎学習

このStepでは、G検定シラバスの 「機械学習の概要」「ディープラーニングの概要」「ディープラーニングの要素技術」「ディープラーニングの応用例」 を重点的に学習します。

各アルゴリズムについて、 「何を解決するための手法なのか」「どのような特徴があるのか」「どの場面で使われるのか」 を整理しながら理解していきます。

数式や実装の細部まで踏み込む必要はありませんが、 仕組みの考え方や用語の意味をあいまいにせず理解することが重要です。 ここでの理解が、後半の応用理解にも直結します。

筆者のおすすめ参考書

Step2では、公式テキストで得た知識を土台にしながら、 機械学習・ディープラーニングの理解を一段深めるための書籍を併用します。

Step2では、「暗記」ではなく アルゴリズム同士の関係性と役割を理解する ことを意識して進めていきましょう。

※上記書籍だけではシラバスの「ディープラーニングの応用例」の一部用語をカバー出来ていません。 アルゴリズムの詳しい内容は出題されないため、Step1のテキストや問題集で補えます。ご安心ください。


Step 3: 社会実装を学ぶ

社会実装

このStepでは、「AIを社会やビジネスでどう使うか」を学びます。
シラバスでは、「AIの社会実装に向けて」に該当します。
G検定の試験対策としては、Step1で紹介した公式テキストや、 後述する問題集でのアウトプットで十分にカバー可能な分野です。

しかしこの分野は、単なる点数稼ぎではなく、 今後、職場やビジネスでAIを活用していく上で必要不可欠な知識です。
「AIで何ができるか」だけでなく、 「どう進め、どこで失敗しやすいのか」を理解することが重要になります。

実際の現場では、アルゴリズムの性能以前に、 プロジェクト設計・データ・運用でつまずくケースがほとんどです。
ぜひこの機会に、実務を意識しながら学習を進めていきましょう。

筆者のおすすめ参考書

Step3は、G検定の合否だけでなく、 「AIを語れる人」から「AIを使える人」へ進むための重要なステップです。
試験勉強の一環としてだけでなく、ぜひ実務を意識して取り組んでみてください。


Step 4: 法律・倫理を学ぶ

AIと法律・倫理

このステップでは、AIを「使う側」として必ず知っておくべき法律・倫理・ガバナンスを学びます。 G検定では難しい内容が出題されることがありますが、実務やビジネスでAIを扱ううえで 避けて通れない前提知識です。

AIは便利である一方、著作権侵害・個人情報漏洩・差別的判断など、 社会的リスクを伴います。 「知らなかった」では済まされない論点を、この段階で体系的に整理しておきましょう。

  • AIと法律の全体像(著作権・特許・個人情報保護法・契約)
  • 学習データ・生成物に関する法的リスク
  • 国内外のAI規制・ガイドライン(EU AI法など)
  • AI倫理・AIガバナンスの考え方
  • 公平性・透明性・安全性・説明責任

試験対策としてはもちろん、
「AIを業務に導入してよいか判断できる視点」を身につけることが、このステップの最大の目的です。

おすすめ参考書

Step4は、G検定合格のためだけでなく、
「AIを使っていい場面・使ってはいけない場面を判断できる人」 になるための重要なステップです。

法律や倫理は暗記科目に見えがちですが、
本質はAIを安心して社会に実装するための思考フレームを身につけることにあります。

試験対策として一通り押さえつつ、
「もし自分がこのAIを業務で使う立場だったら?」という視点を持ちながら、 ぜひ取り組んでみてください。


Step 5: 試験本番1ヶ月前からの総仕上げ

試験対策

いよいよ最終ステップです。
この段階では新しい知識を増やすことよりも、 問題演習を通じて知識を定着させることを最優先にします。

G検定は「用語を知っているか」だけでなく、
文脈の中で正しく判断できるかが問われる試験です。 そのため、アウトプット(問題演習)を通じて、 知識の抜け・曖昧な理解をあぶり出すことが合格への近道になります。

  • 問題を解いて、理解が曖昧な分野を特定する
  • 解説を読み、公式テキスト・参考書に立ち返る
  • 同じ問題集を最低2〜3周回す
  • 本番と同じ時間感覚で模試に取り組む

このステップをどれだけ丁寧にこなせるかで、
本番の安定感が大きく変わります。

おすすめ問題集


最後に:これからG検定を受ける方へ

G検定は、数式を完璧に理解しているかや、AIを実装できるかを問う試験ではありません。 AIとは何か、どのように使われ、どんな点に注意すべきかという 全体像を理解しているかが重視されます。

学習を進める中で、用語の多さや理解の浅さに不安を感じることもあると思いますが、 それはごく自然なことです。 一度ですべてを理解しようとせず、 「知る → 整理する → 繰り返す」ことを意識して進めてみてください。

このページで紹介したStep1〜Step5は、順番に進めることで 知識が少しずつつながるように設計しています。 特に試験直前は、新しい知識を増やすよりも、 問題演習を通して理解を定着させることが重要です。

G検定はゴールではなく、AIを学ぶためのスタート地点です。 本サイトの内容が、あなたの学習の指針となれば幸いです。 自分のペースで、最後まで頑張ってください!!