匿名加工情報とは
匿名加工情報とは、特定の個人を識別できず、かつ復元もできないように加工された情報です。本人の同意なしに第三者提供や利活用ができる点が、仮名加工情報との重要な違いです。
この用語はG検定シラバスの「1. 個人情報保護法」に含まれます。 章全体の用語は用語解説⑦(全39語)にまとまっています。
一言でいうと
誰の情報か分からなくし、元に戻すこともできなくした情報です。
データ流通を後押しする制度
個人情報のままでは、外部に渡すたびに本人の同意が必要になります。これではデータを社会全体で活かしにくい——という課題がありました。
そこで個人が特定できない形に加工すれば自由に流通させてよいという制度が設けられました。ビッグデータの利活用を進める狙いがあります。
加工の基準がある
単に氏名を消せばよい、というものではありません。
- 特定の個人を識別できる記述を削除する
- 個人識別符号を削除する
- 希少な値は一般化する(年齢を年代にまとめるなど)
珍しい属性が残っていると組み合わせから個人が推定できてしまうためです。また、元に戻すための照合行為は禁じられています。
AI開発での使いどころ
複数の組織でデータを持ち寄って学習させたい場合、匿名加工情報にしておけば同意を取り直さずに共有できます。
ただし加工によって情報量は落ちます。プライバシー保護とデータの有用性はトレードオフの関係にあり、どこまで加工するかは目的に応じた判断になります。
🎯 G検定での押さえどころ
- 復元できないように加工した情報
- 本人同意なく第三者提供・利活用が可能
- 識別のための照合行為は禁止されている
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「匿名加工情報は氏名を削除すれば作成できる」→ 誤り。希少な値の一般化など基準があります
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