ロジスティック回帰とは
ロジスティック回帰とは、ある事象が起こる確率を推定し、それにもとづいて分類を行う手法です。名称に「回帰」とありますが実際には分類問題に用いる点が、G検定の定番出題ポイントです。
この用語はG検定シラバスの「7. 教師あり学習」に含まれます。 章全体の用語は用語解説②(全62語)にまとまっています。
一言でいうと
「起こる確率」を計算して分類する手法です。名前は回帰ですが、使うのは分類問題です。
なぜ「回帰」なのに分類なのか
内部では線形回帰と同じように入力の重み付き和を計算します。ここが「回帰」と呼ばれる理由です。
ただし、その値をそのまま出力せず、シグモイド関数で0〜1の範囲に変換します。こうして得られた値を「その事象が起こる確率」とみなし、0.5などのしきい値で振り分けることで分類を行います。
つまり計算の中身は回帰、使いみちは分類というのが正確な理解です。
確率が出せることの利点
単に「はい/いいえ」を返すのではなく確率が得られるため、しきい値を動かして見逃しを減らすか、誤検出を減らすかを調整できます。
この調整と評価の関係はROC曲線・AUCで扱われます。
オッズと対数オッズ
ロジスティック回帰の内部では、確率そのものではなく「オッズの対数」を線形に予測しています。オッズとは「起こる確率 ÷ 起こらない確率」のことです。
この形にすることで、0〜1に収まるべき確率を制約のない直線の式で扱えるようになります。それを最後にシグモイド関数で確率へ戻しています。
🎯 G検定での押さえどころ
- 名前は回帰だが分類に用いる
- シグモイド関数で確率(0〜1)に変換する
- しきい値の調整はROC曲線・AUCと関係する
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「ロジスティック回帰は連続値を予測する回帰手法である」→ 誤り。分類に用います
- 「ロジスティック回帰は確率を出力できない」→ 誤り。確率を出力する点が特徴です
📘 もっと深く学ぶ
- 数式レベルまで踏み込んだ解説 → 医療AIナビ「教師あり学習② ロジスティック回帰」(E資格向け)
- 手を動かして確かめる → 活性化関数シミュレータ
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