感情分析とは
感情分析とは、テキストや音声から感情を推定するタスクです。テキストではポジティブ・ネガティブなどの感情極性を、音声では話者の感情状態を推定します。
この用語はG検定シラバスの「27. 自然言語処理」に含まれます。 章全体の用語は用語解説⑤(全133語)にまとまっています。
一言でいうと
文章や音声から「どんな感情か」を推定するタスクです。
テキストからの感情分析
推定する対象は2種類あります。
- 感情極性:ポジティブ/ネガティブ/ニュートラル
- 感情カテゴリ:喜び・怒り・悲しみなど
レビュー分析、SNS解析、顧客満足度調査などに広く利用されています。
手法の移り変わり
従来はBoWやTF-IDFで特徴量を作り、SVMなどで分類するのが主流でした。
現在はBERTなどの事前学習済み言語モデルをファインチューニングして高精度に分類する手法が主流です。文脈を踏まえられるため、皮肉や否定表現にも対応しやすくなりました。
音声からの感情分析
音声を対象にする場合は、ピッチ(声の高さ)、抑揚、スペクトル特徴量などを手がかりに話者の感情状態を推定します。
同じ言葉でも言い方によって感情は変わるため、テキストだけでは分からない情報を捉えられる点が特徴です。両方を組み合わせるマルチモーダルなアプローチも研究されています。
難しいケース
皮肉、二重否定、文脈依存の表現は判定が難しいことで知られます。「すごいですね(棒)」のような例です。
また評価の対象が複数ある場合(「料理は良いが接客は悪い」)、対象ごとに判定する必要があります。これはアスペクトベース感情分析と呼ばれます。
🎯 G検定での押さえどころ
- テキストでは感情極性・感情カテゴリを推定
- 音声ではピッチ・抑揚などから推定
- 現在はBERTのファインチューニングが主流
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「感情分析はテキストに対してのみ行われる」→ 誤り。音声からも行われます
- 「感情分析では事前学習モデルは使われない」→ 誤り。BERTなどが主流です
📘 もっと深く学ぶ
- 数式レベルまで踏み込んだ解説 → 医療AIナビ「BERT」(E資格向け)
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