BoW (Bag-of-Words)とは
BoWとは、文章を単語の集合(袋)として扱い、出現順序を無視して単語頻度のみでベクトル化する特徴表現です。実装が容易で計算効率が高い一方、語順や文脈情報を失う限界があります。
この用語はG検定シラバスの「27. 自然言語処理」に含まれます。 章全体の用語は用語解説⑤(全133語)にまとまっています。
一言でいうと
文章を「どの単語が何回出たか」だけで表す、語順を無視した表現方法です。
袋に入れるイメージ
文章中の単語をすべて袋に放り込み、何が何個入っているかだけを数えます。順番の情報は捨てられます。
そのため「犬が猫を追う」と「猫が犬を追う」はまったく同じベクトルになります。これがBoW最大の弱点です。
それでも使われる理由
単純で計算が速く、文書分類のように「どんな語が使われているか」が効く課題では十分な性能が出ます。
単語の重要度で重みづけするTF-IDFと組み合わせて使われることが多く、SVMなどと合わせて長く実用されてきました。語順を扱いたい場合はn-gramを用います。
文書分類での実力
単純な手法ですが、トピックの判別のように「どんな語が使われているか」が決定的な課題では今でも十分な性能を出します。
複雑な手法が常に優れるわけではないという点は、実務では重要な感覚です。
🎯 G検定での押さえどころ
- 単語の出現頻度のみでベクトル化
- 語順・文脈を失う
- TF-IDFと組み合わせて使われる
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「BoWは単語の出現順序を保持する」→ 誤り。無視します
- 「BoWは意味的な類似性を距離で表現できる」→ 誤り。それは分散表現です
📘 もっと深く学ぶ
- 数式レベルまで踏み込んだ解説 → 医療AIナビ「Word Embedding」(E資格向け)
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