NDAとは
NDA(Non-Disclosure Agreement、秘密保持契約)とは、取引や共同開発で知り得た相手方の秘密情報を第三者に漏らさないことを約束する契約です。AI開発では、学習データやモデル構造、業務ノウハウの漏洩防止の観点から極めて重要です。
この用語はG検定シラバスの「6. AI開発委託契約」に含まれます。 章全体の用語は用語解説⑦(全39語)にまとまっています。
一言でいうと
仕事で知った相手の秘密を外に出さないと約束する契約です。
最初に結ぶ契約
AI開発の相談を始める段階で、互いの情報を見せ合う必要が生じます。どんなデータがあるのか、どんな課題を抱えているのか——これらは外に出したくない情報です。
そのため具体的な話に入る前にNDAを結ぶのが実務の順序です。ガイドラインでもアセスメント段階の契約として位置づけられています。
営業秘密の保護とセット
NDAを結んでおくことは、営業秘密の秘密管理性を示す根拠にもなります。
「秘密として扱う取り決めがあった」ことは、その情報を秘密として管理していた証拠として機能します。不正競争防止法による保護を受けるうえでも意味を持ちます。
定めておくべき事項
- 秘密情報の範囲:何が秘密に当たるかを明確にする
- 目的外使用の禁止:漏らさないだけでなく、別の目的に使わないことも定める
- 有効期間:契約終了後も一定期間は義務を残す
- 返還・破棄:終了時のデータの扱い
特にAI開発では「受け取ったデータを他の案件の学習に使わない」ことを明記するかが実務上の争点になります。
🎯 G検定での押さえどころ
- 秘密保持契約のこと
- 営業秘密の秘密管理性を示す根拠にもなる
- 目的外使用の禁止まで定めるのが一般的
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「NDAは秘密情報を第三者に漏らさないことだけを定める契約である」→ 誤り。目的外使用の禁止まで定めるのが一般的です
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