セキュリティ・バイ・デザインとは
セキュリティ・バイ・デザインとは、企画・設計の初期段階からセキュリティ対策を組み込む設計思想です。開発後の追加対応では不十分となる場合が多く、AIシステムにおいても攻撃耐性を前提とした設計が重要とされます。
この用語はG検定シラバスの「11. 安全性とセキュリティ」に含まれます。 章全体の用語は用語解説⑧(全45語)にまとまっています。
一言でいうと
あとから守るのではなく、最初からセキュリティを組み込んで設計する考え方です。
後付けの限界
できあがったシステムにセキュリティ機能を足そうとすると、構造上どうしても塞げない穴が残ります。
また修正コストも跳ね上がります。設計段階で対処すれば小さな判断で済むことが、後からでは大改修になるためです。
プライバシー・バイ・デザインとまったく同じ構造の考え方です。
AI特有の観点
従来のシステムにはなかった攻撃面がAIには存在します。
供給網まで含めて考える
外部のライブラリ、公開されている学習済みモデル、オープンデータセット——AI開発は外部資源への依存が大きい領域です。
そのため自社のコードだけを守っても不十分です。取り込むものの出所と完全性を確認する体制が求められます。
混同しやすい用語との違い
| 用語 | ポイント |
|---|---|
| セキュリティ・バイ・デザイン | 設計段階からセキュリティ対策を組み込む |
| プライバシー・バイ・デザイン | 設計段階からプライバシー保護を組み込む |
🎯 G検定での押さえどころ
- 設計の初期段階からセキュリティを組み込む
- 開発後の追加対応では不十分
- プライバシー・バイ・デザインと同じ発想
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「セキュリティ・バイ・デザインは、運用開始後に対策を追加していく考え方である」→ 誤り。企画・設計の初期段階から組み込みます
関連する用語
ご利用にあたって 本ページの内容は、JDLAが公開しているG検定シラバス2024や公式テキストなど、一般に公開されている情報をもとに独自に整理・解説したものです。実際の試験の出題内容を示すものではなく、また合格を保証するものでもありません。制度・法令・試験要項は変更されることがあるため、最新の情報は必ずJDLA公式サイトでご確認ください。