オントロジーとは
オントロジーとは、概念とその関係を明示的に定義した知識の体系です。知識の共有や再利用を可能にする共通の約束事として、セマンティックWebなどで重要な役割を果たします。
この用語はG検定シラバスの「4. 知識表現とエキスパートシステム」に含まれます。 章全体の用語は用語解説①(全54語)にまとまっています。
一言でいうと
「この言葉はこういう意味で、こう関係する」を他の人とも共有できるよう明確に定義した知識体系です。
何のために作るのか
同じ「りんご」という言葉でも、果物として扱うのか企業名として扱うのかで意味は変わります。コンピュータに知識を扱わせるには、語彙とその意味、関係性を明確な約束事として定義しておく必要があります。
これによって、異なるシステムの間でも知識を共有・再利用できるようになります。
2つの種類
- ヘビーウェイトオントロジー:人間が厳密に検討して構築する。品質は高いがコストが大きい
- ライトウェイトオントロジー:データから半自動的に構築する。厳密性は劣るが効率がよい
ヘビーウェイト側の困難は知識獲得のボトルネックそのもので、Cycプロジェクトがその代表例にあたります。
構築の難しさ
厳密なオントロジーを作るには、「この概念とこの概念はどう違うか」を関係者の間で合意していく必要があります。
この合意形成に時間がかかることが、ヘビーウェイトオントロジーのコストの正体です。Cycプロジェクトが長期化しているのも同じ理由によります。
混同しやすい用語との違い
| 用語 | ポイント |
|---|---|
| ヘビーウェイトオントロジー | 人手で厳密に構築。品質は高いがコスト大 |
| ライトウェイトオントロジー | データから半自動構築。効率重視で厳密性は劣る |
🎯 G検定での押さえどころ
- 概念と関係を明示的に定義した知識体系
- ヘビーウェイト(人手・厳密)/ライトウェイト(半自動・効率重視)の区別
- 知識の共有と再利用が目的
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「ライトウェイトオントロジーは人手で厳密に構築する」→ 誤り。それはヘビーウェイトです
- 「オントロジーは個人が自由に定義してよい」→ 誤り。共有・再利用のための共通の約束事です
関連する用語
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