G検定対策
① 人工知能の基礎と動向 / 3. 探索・推論

Mini-Max 法とは

Mini-Max法とは、相手が常に自分にとって最も不利な手を選ぶと仮定し、そのうえで自分の損失が最小になる手を選ぶ戦略です。将棋やオセロなどの完全情報ゲームを前提とする点が重要です。

この用語はG検定シラバスの「3. 探索・推論」に含まれます。 章全体の用語は用語解説①(全54語)にまとまっています。

一言でいうと

相手が最善手を打ってくる前提で、自分の最悪の結果ができるだけマシになる手を選ぶ考え方です。

考え方

自分の手番では評価値が最大(Max)になる手を選び、相手の手番では評価値が最小(Min)になる手を選ぶ、と仮定します。この最大化と最小化を交互に繰り返すことからMini-Max法と呼ばれます。

「相手も最善を尽くす」という悲観的な前提を置くため、安全側に寄った手が選ばれます。

Mini-Max法の探索木。Minノードは小さい値を選び、Maxノードはその中で大きい値を選ぶ
相手(Min)は自分にとって最も小さい値を選び、自分(Max)はその中で最も大きい値を選ぶ。相手も最善を尽くす前提で、最悪の結果が最もマシになる手を選んでいる。

前提となる条件

Mini-Max法は完全情報ゲーム、つまり両者が盤面の情報をすべて把握できるゲームを前提とします。将棋・囲碁・オセロ・チェスが該当し、相手の手札が見えないポーカーなどは前提を満たしません。

実際の対戦ソフトでは、探索量を減らすためにαβ法と組み合わせて使われます。

評価関数が欠かせない

実際のゲームでは、最後まで読み切ることはできません。そこで途中の盤面を数値化する評価関数を用意し、「ここまで読んだ時点でどちらが有利か」を判断します。

つまりMini-Max法の強さは、探索の深さと評価関数の質の両方で決まります。この評価関数を学習で獲得したのがアルファ碁の発想です。

混同しやすい用語との違い

用語ポイント
Mini-Max法相手の最善手を仮定して読み切る探索
αβ法Mini-Max法から無駄な枝を刈って効率化する
モンテカルロ法乱数によるシミュレーションで有望な手を推定する

🎯 G検定での押さえどころ

  • 自分は最大化、相手は最小化を選ぶと仮定する
  • 完全情報ゲームが前提
  • αβ法とセットで押さえる

⚠️ よくある誤りの選択肢

  • 「Mini-Max法は相手がランダムに手を選ぶと仮定する」→ 誤り。相手も最善を尽くすと仮定します
  • 「Mini-Max法はポーカーのような不完全情報ゲームを前提とする」→ 誤り。完全情報ゲームが前提です

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