STRIPSとは
STRIPSとは、前提条件・行動・結果の3要素で問題を定義し、目標に至る行動の並び(プラン)を探索する記号的な人工知能の手法です。プランニングの代表的な枠組みとして押さえておきたいところです。
この用語はG検定シラバスの「3. 探索・推論」に含まれます。 章全体の用語は用語解説①(全54語)にまとまっています。
一言でいうと
「何が揃えば実行でき、実行すると何が変わるか」を定義して、目標までの行動計画を組み立てる手法です。
3つの要素
- 前提条件:その行動を実行できる状態の条件
- 行動:実行する操作そのもの
- 結果:実行後に状態がどう変化するか
たとえば「ドアを開ける」という行動なら、前提条件は「鍵が開いている」、結果は「ドアが開いた状態になる」となります。
これらを組み合わせ、初期状態から目標状態へ到達する行動の系列を探索するのがプランニングです。
課題
すべての行動について前提条件と結果を人手で記述する必要がある点が課題です。これは知識獲得のボトルネックと同じ構図であり、現実世界の複雑さの前ではフレーム問題にも直面します。
どこで使われるか
プランニングの考え方は、ロボットの動作計画や作業手順の自動生成など、目標に向けて手順を組み立てる場面で使われます。
「今の状態」「やりたいこと」「使える行動」がはっきりしている問題に向いている一方、状況が曖昧な現実問題では前提の記述自体が難しくなります。
🎯 G検定での押さえどころ
- 前提条件・行動・結果の3要素で定義する
- プランニング(行動計画)の代表的手法
- 知識を人手で記述する必要がある点が課題
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「STRIPSはデータから行動計画を自動的に学習する」→ 誤り。前提条件と結果は人手で記述します
- 「STRIPSは画像認識の手法である」→ 誤り。プランニング(行動計画)の手法です
関連する用語
ご利用にあたって 本ページの内容は、JDLAが公開しているG検定シラバス2024や公式テキストなど、一般に公開されている情報をもとに独自に整理・解説したものです。実際の試験の出題内容を示すものではなく、また合格を保証するものでもありません。制度・法令・試験要項は変更されることがあるため、最新の情報は必ずJDLA公式サイトでご確認ください。