G検定 直前2週間の詰め方|1問41秒の試験で点数が動くところに絞る

G検定まで残り2週間。ここから点数がいちばん動くのは、新しい知識を増やすことではなく、即答できない用語を消していく作業です。オンライン試験は100分で145問程度=1問あたり約41秒。調べながら解ける試験ではありません。14日間の配分と分野ごとの優先順位、そしてやらないほうがよいことまで整理します。

目次

  1. 結論:直前2週間は「増やす」より「消す」
  2. まず知っておきたい、1問あたり41秒という現実
  3. 14日間の配分
  4. 分野ごとの優先順位のつけ方
  5. 法律・倫理は最後に回さないでください
  6. やらないことを決める
  7. 前日と当日
  8. まとめ

結論:直前2週間は「増やす」より「消す」

先に結論からお伝えします。

残り2週間でやるべきことは、新しい知識を増やすことではありません。
見た瞬間に意味が出てこない用語を、1つずつ消していく作業です。

この時期になると「まだ半分も終わっていない」「参考書を1周もできていない」と焦る方が多いと思います。 ただ、G検定は参考書を何周したかで決まる試験ではありません。 本番中に手が止まる語をどれだけ減らせたか、そこがそのまま結果に出ます。

なぜ「消す」作業が効くのか。理由は試験形式そのものにあります。まずそこから確認します。

📅 2026年 第5回の日程

オンライン試験は2026年9月5日(土)、会場試験は9月4日(金)〜6日(日)です。 申込は2026年7月10日から受付が始まっています。 申込期限は試験日より前に締め切られますので、 まだの方はJDLA公式サイトで最新の期限をご確認ください。

まず知っておきたい、1問あたり41秒という現実

2026年の第1回から、G検定のオンライン試験は100分・145問程度という形式になりました (会場試験は120分)。

単純に割ると、こうなります。

形式 時間 問題数 1問あたり
オンライン 100分 145問程度 約41秒
会場 120分 145問程度 約50秒

この41秒には、問題文と選択肢を読む時間も含まれます。 読むだけで20〜30秒かかる問題は珍しくありませんから、 実際に考えたり調べたりできるのは、残りのわずかな時間だけです。

G検定は自宅受験で参考書を見ることもできますが、 「分からなければ調べればいい」という前提で臨むと、時間が足りなくなります。 調べる余裕があるのは、全体のごく一部の問題だけだと考えてください。

💡 だから「消す」作業になります

調べる時間がほとんどないということは、即答できる語を増やすほど、残り時間に余裕が生まれるということです。 その余裕を、判断に迷う問題へ回せます。直前期に用語を潰す作業が効くのは、この構造があるからです。 時間配分については「調べながら」解けるのかを検証した記事で詳しく扱っています。

14日間の配分

残り2週間を、3つの段階に分けます。 1日に確保できる時間は人によって違いますので、日数の比率として見てください。

期間 やること 狙い
1〜3日目 弱点の洗い出し
用語一覧を上から眺め、意味が出てこない語に印をつける
やるべき量を
確定させる
4〜11日目 印をつけた語を潰す
1日あたりの数を決めて機械的に消化する
即答できる語を
増やす
12〜14日目 通し練習と最終確認
本番形式で時間を計り、消し残しを拾う
時間感覚を
体に入れる

1〜3日目:まず「敵の数」を数える

最初の3日は、覚える作業をしません。何を覚えるべきかを確定させる作業に使います。

用語の一覧を上から順に見ていき、意味が3秒以内に出てこない語だけに印をつけてください。 「なんとなく分かる」は印をつける側に入れます。本番の41秒では、なんとなくでは答えられません。

これをやると、残り2週間で潰すべき語の数がはっきりします。 200語なのか50語なのかが分かるだけで、計画が立てられます。 漠然とした不安が、こなせる作業量に変わります。

🔖 チェック機能を使うと楽になります

当サイトの試験内容解説は、シラバスの全497語を8分野に分けて掲載しています。 各用語に「覚えた」ボタンがあり、押すと進捗バーに反映されます。 記録はブラウザに残るので、日をまたいでも続きから再開できます。 洗い出しの3日間は、このチェックを埋める作業だと考えると進めやすいはずです。

4〜11日目:1日あたりの数を決めて機械的に

印をつけた語を、日数で割ります。150語なら1日約19語です。 この数字を決めてしまうと、その日やるべきことが迷いなく決まります

覚え方は、次の順で十分です。

大事なのは2周目以降で対象がどんどん減っていくことです。 全部を等しく繰り返すのではなく、できない語だけが残る形にしてください。

12〜14日目:時間を計って通す

最後の3日は、本番と同じ時間で解く経験を1回は入れておきたいところです。 知識があっても、41秒のペースに慣れていないと本番で崩れます。

通しで解くと、「知らない語で止まる」以外の失点が見えてきます。 問題文の読み飛ばし、選択肢の絞り込みの甘さ、後半の集中力低下などです。 これらは知識を足しても直りません。気づくことでしか直らないので、直前に一度やる価値があります。

分野ごとの優先順位のつけ方

シラバスは8つの分野に分かれています。すべてを均等にやる時間はありませんので、 費用対効果で並べ替えます

優先 分野 直前期に向く理由
⑦法律と契約
⑧AI倫理・ガバナンス
暗記で伸びる。計算も理屈も不要で、覚えた分がそのまま返ってくる
①人工知能の基礎と動向 歴史・人名・出来事が中心で、短時間で埋まる
⑤応用例
⑥社会実装
用語数は多いが、言葉の意味を知っていれば対応できるものが多い
③概要
④要素技術
理解が要るぶん時間がかかる。用語の意味を押さえる方向に絞る
②機械学習の概要
(計算を伴う部分)
理解に時間がかかる。直前から手をつけると効率が悪い

この並びには理由があります。暗記で埋まる分野ほど、直前期の投資効率が高いからです。 逆に、理解が必要な分野は2週間では伸びにくく、そこに時間を使うと暗記分野が手つかずになります。

各分野の用語は試験内容解説のページから分野別に見られます。 上の優先順に進めていくのが、残り時間の使い方としては素直です。

法律・倫理は最後に回さないでください

優先度の表で法律・倫理を最上位に置いたのには、暗記で伸びること以外にもう1つ理由があります。

最新シラバス(2024〜)で、この分野は構成そのものが変わりました。 2021年版では「AIと社会」という枠にまとめられていた内容が、 「AIに関する法律と契約」「AI倫理・AIガバナンス」という2つの独立した分野に再編されています。

問題は、手元の参考書が旧版に対応している場合、この範囲が丸ごと不足することです。 独占禁止法やAIサービス提供契約のように、2021年版には項目そのものが無かった領域も加わっています。

⚠️ 参考書の版を確認してください

技術分野は旧版でもある程度流用できますが、法律・倫理だけは版の差がそのまま抜けになります。 「2024年改訂対応」といった表記があるか、購入前に確認することをおすすめします。 何がどう変わったのかは新旧シラバスを突き合わせた記事に一覧でまとめました。

なお、シラバスは「2024」という年号のまま中身が更新され続けています。 現行は第1.4版(2026年5月11日付)で、この版で自然言語処理の項目からChatGPT・GPT-nが削除されました。 年号だけを見て古い情報だと判断せず、版まで確認するのが安全です。

やらないことを決める

残り2週間で結果を左右するのは、何をやるかと同じくらい何をやらないかです。 この時期に手を出すと危険なものを挙げます。

新しい教材を買い足す

いちばん避けたい行動です。新しい本は目次を把握するだけで数日かかります。 その数日は、いま手元にある教材の弱点を潰す時間に充てたほうが確実です。 不安で買いたくなる時期ですが、直前期の買い足しは安心を買っているだけになりがちです。

理解が必要な分野をゼロから始める

誤差逆伝播法の導出や、各種手法の数理的な背景などです。 理解には時間がかかり、2週間では投資が回収できません。 名前と役割を押さえる方向に切り替えてください。

全範囲をもう1周する

できる語も含めて全部を見直すのは、量の割に効果が薄い進め方です。 できない語だけが残る形にしてください。1〜3日目の洗い出しは、そのためにあります。

本番形式で力試しをしたい方へ

本番と同じ145問・オンライン形式を想定した実践模試をnoteで公開しています。時間を計って解くことで、41秒のペース感覚と弱点の両方が見えます。図解つきの解説を全問に付けました。現在セール中です。

G検定 実践模試を見る 全497用語の解説

前日と当日

前日にやること

前日に詰め込んでも、翌日に残る量はわずかです。 それまで積み上げたものを取りこぼさない状態を作るほうが、得点への寄与は大きくなります

当日の時間配分

145問を100分で解く以上、1問に立ち止まらないことが最大のコツです。 迷った問題は仮の答えを選んで先へ進み、最後に戻ってくる。この運用に徹してください。

前半で時間を使いすぎると、後半に即答できるはずの問題を落とします。 これは知識ではなく運用の失点なので、いちばんもったいない失い方です。 目安として、50分の時点で70問を超えているかを1つの確認点にすると管理しやすくなります。

まとめ

直前2週間の要点を整理します。

G検定は範囲が広く、完璧に仕上げてから臨める試験ではありません。 残り時間で最も点数が動くところに絞る——直前期は、その判断がそのまま結果になります。

全497語の解説は試験内容解説にまとめてあります。 分野別に並んでいて「覚えた」チェックも付けられますので、洗い出しから最終確認まで通して使えます。 学習時間の見積もりはこちらの記事をご覧ください。

📚 補足(2026年8月12日時点)

※本記事はJDLAが公開しているシラバスおよび試験概要にもとづいて構成した学習方法の提案であり、試験問題の内容を示すものではありません。また合格を保証するものではありません。試験日程・申込期限・出題形式は変更される場合がありますので、受験にあたっては必ずJDLA公式サイトで最新情報をご確認ください。

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「医療×AI」を専門とする現役AIエンジニア。医療現場での経験をもとに、医療AIの最新情報やAI資格対策を発信しています。E資格・G検定・Generative AI Test合格済み。

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