重みとは
重みとは、各入力信号の重要度を表す学習可能なパラメータです。誤差逆伝播法によって更新され、モデルの性能を大きく左右します。
この用語はG検定シラバスの「17. 全結合層」に含まれます。 章全体の用語は用語解説④(全60語)にまとまっています。
一言でいうと
どの入力をどれだけ重視するかを表す数値。学習によって自動的に調整されます。
何を学習しているのか
ニューラルネットワークの「学習」とは、突き詰めればこの重みの値を調整することです。
入力に重みを掛けて足し合わせ、活性化関数を通して次の層へ渡す——この繰り返しがネットワークの計算です。重みが変われば出力も変わるため、望ましい出力が得られる重みを探すのが学習の目的になります。
バイアスとの違い
重みとセットで登場するのがバイアスです。
- 重み:入力に掛ける値。入力の重要度を表す
- バイアス:最後に足す値。発火のしやすさを調整する
どちらも学習で決まるパラメータであり、人間が設定するハイパーパラメータとは区別されます。
どう更新されるか
更新は連鎖律を用いた誤差逆伝播法で行われます。「その重みを少し動かすと誤差がどう変わるか」を計算し、誤差が小さくなる向きへ動かします。
動かす量を決めるのが学習率です。
パラメータの数を意識する
全結合層のパラメータ数は(入力の数)×(出力の数)で決まります。入力1000・出力1000なら100万個です。
画像をそのまま全結合層に入れるとこの数が爆発するため学習できません。パラメータを共有して数を抑える畳み込みが必要になった理由がここにあります。
混同しやすい用語との違い
| 用語 | ポイント |
|---|---|
| 重み | 入力に掛ける値。学習で決まる |
| バイアス | 最後に足す値。学習で決まる |
| ハイパーパラメータ | 学習率など。人間が事前に設定する |
🎯 G検定での押さえどころ
- 入力の重要度を表す学習可能なパラメータ
- バイアス(足す値)と区別する
- ハイパーパラメータ(人が設定)とは別物
⚠️ よくある誤りの選択肢
- 「重みは人間が学習前に設定する値である」→ 誤り。学習によって決まります
- 「重みとバイアスは同じものである」→ 誤り。掛ける値と足す値で役割が違います
📘 もっと深く学ぶ
- 数式レベルまで踏み込んだ解説 → 医療AIナビ「多層パーセプトロン」(E資格向け)
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