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Lesson 2 / 20

変数とデータ型

このレッスンで学ぶこと

  • 変数に値を代入し、後から呼び出せる
  • intfloatstrbool の4つの基本型を区別できる
  • type() で変数の型を確認できる
  • int()str()float() で型を変換できる

1. 変数とは何か?

変数とは、値に名前をつけて記憶しておく「箱」のようなものです。 一度変数に値を入れておけば、後から何度でも使い回せます。

Pythonでは 変数名 = 値 と書くだけで変数を作れます。 他の言語のように型を宣言する必要はありません。

sample_1.py
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💡 医療AI文脈: 例えば患者データを扱うとき、年齢は int、体重や身長は float、 氏名や病名は str、入院中かどうかは bool として管理します。 データの型を意識する習慣は、機械学習モデルへの入力設計でも重要です。

2. 4つの基本データ型

Pythonには主に4つの基本的なデータ型があります。 type() 関数を使うと、変数がどの型かを確認できます。

型名 英語 用途
int integer(整数) 28, -5, 0 年齢、回数、件数
float floating point(小数) 65.5, 3.14 体重、BMI、確率
str string(文字列) "田中", '診断名' 名前、テキスト
bool boolean(真偽値) True, False フラグ、判定結果
sample_2.py
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💡 ポイント: TrueFalse は必ず大文字始まりです。 truefalse とすると別の意味になるので注意してください。

3. 型変換(キャスト)

型変換とは、ある型の値を別の型に変換することです。 Pythonでは int()float()str()bool() の関数を使って変換できます。

たとえば、外部から読み込んだCSVのデータは全て文字列として扱われます。 計算に使うには int()float() に変換する必要があります。

sample_3.py
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💡 + は同じ型同士でのみ使えます:
文字列どうしの +連結、数値どうしの +加算です。 型が違うと TypeError になります。

"身長: " + "172"      # ✅ str + str → "身長: 172"
"身長: " + 172        # ❌ str + int → TypeError!
"身長: " + str(172)   # ✅ str に変換すれば OK

str(height) で整数を文字列に変換しているのは、このエラーを避けるためです。

⚠ 注意: 変換できない値を渡すとエラーになります。 例えば int("abc") はエラーです。 エラーの対処法はレッスン17「例外処理」で学びます。

💡 次のレッスンへの布石: 上のコードでは +(加算)や *(乗算)を少し使っています。 これらは算術演算子と呼ばれます。 演算子の種類・優先順位・BMI計算への応用など、詳しい使い方は レッスン3「演算子と計算」で学びます。

4. 練習問題

学んだことを使って、以下の問題を解いてみましょう。

問題 1

変数に値を入れて表示しよう

あなたの名前と年齢を変数 nameage に入れて、 それぞれ print() で表示してください。

exercise_1.py
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ヒントを見る(答え+解説)
name = "山田 太郎"   # 名前(str)
age = 32             # 年齢(int)
print(name)
print(age)

変数名 = 値 で変数を作り、print(変数名) で中身を表示できます。Pythonは型宣言が不要で、代入するだけで変数が作られます。

問題 2

型変換して計算しよう

文字列として与えられた白血球数 wbc_str = "7500" を整数に変換し、 正常上限(9000)との差を計算して表示してください。

exercise_2.py
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ヒントを見る(答え+解説)
wbc_str = "7500"
wbc = int(wbc_str)          # 文字列→整数に変換
upper_limit = 9000
print(upper_limit - wbc)    # 1500

int() で文字列を整数に変換しないと四則演算ができません。CSVやAPIから読み込んだ数値データは文字列として扱われるため、型変換は実務で必須のスキルです。

問題 3

type() で型を確認しよう

4つの変数が用意されています。それぞれの型を type() で表示してください。

exercise_3.py
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ヒントを見る(答え+解説)
patient_name = "山田 花子"
patient_age = 45
bmi = 22.5
is_smoker = True

print(type(patient_name))  # <class 'str'>
print(type(patient_age))   # <class 'int'>
print(type(bmi))            # <class 'float'>
print(type(is_smoker))      # <class 'bool'>

type(変数) はデバッグ時に「なぜ計算できないのか」を調べるときに使います。型が期待と異なる場合に原因を特定できます。

5. まとめ

このレッスンのポイント

  • 変数名 = 値 で変数を作れる(型宣言は不要)
  • 基本型は int(整数)・float(小数)・str(文字列)・bool(真偽値)の4つ
  • type(変数) でその変数の型を確認できる
  • int()float()str() で型を変換できる
  • CSVや外部データを読み込むと文字列になるので、型変換が必要になることが多い

最後に、自由にコードを書いて試してみましょう。

free_practice.py
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